【PJウェルネスプログラム4・5期受講生】Fumiさん
6ヶ月コースで、4, 5期に渡ってPJを受講(2024年7月修了)されたFumiさん。海外生活15年、シンガポール在住7年目でマレーシア人の旦那さんと8歳と3歳の姉妹がいます。プラントベース生活は10年以上と豊富な知識と経験がある状態でPJに出逢いました。そんなFumiさんもPJのポテンシャルを感じて入会。ご自身のプラントベースビジネスを加速させる糸口を掴みました。Fumiさんの ”プラントフルジャーニー” を伺いました。
プラントベース起業・キャロットケーキの販売
ーーーFumiさんは、プラントベースに関わることで起業されているとのことですが、具体的には何をされていらっしゃるのですか?
Fumi: 昨年(2023年)の10月に、小さな子どもでも安心して食べられるキャロットケーキのオーダー販売を始めました。きっかけは、私たちがシンガポールに越してきて、上の子が幼稚園から帰ってきた時に「ママ、今日青いケーキ食べたんだ」と言ったんです。明らかに着色料も砂糖もたくさん使っているケーキを、学校で食べたことに驚きました。私はそれまで砂糖にはすごく気をつけていて、給食も手作りでおやつに野菜スティックやフルーツをあげる学校を選んだんです。でも誰かの誕生日になると、その子の親が選んだお菓子をみんなで食べることになるので学校のコントロール外。それが私はすごく嫌で「どうにかならないかな」とずっとモヤモヤしていました。それにどのママと話をしても「自分の子どもにヘルシーなものを食べてほしい」と思ってる人ばかり。私は自分の子を守りたいし、他のママにもそれが伝染してほしいなと思い、プラントベースのキャロットケーキで起業することにしました。今では、現地の誕生日会などでもよく使われています。それに加えて、最近は自宅でプラントベースの料理講座やワークショップも開催しています。
香港での経験からプラントベースへとシフト
ーーーFumiさん自身は、野菜が中心の生活を10年以上続けられている伺いました。最初に興味を持ったきっかけは何だったんですか?
Fumi: もともと香港に住んでいたときに、食に対して疑問を持つようになったのがきっかけでした。香港には世界中からさまざまな食品が輸入されていて、オーガニックと呼ばれるお肉なども手に入るのですが、品質に不安を感じることが多かったんです。たとえば、鶏肉を買ったら緑色の液体が出てきたり、中国産のお肉に対する不安や噂もありました。それで「そこまでしてお肉を摂らなくてもいいんじゃないかな?」と思うようになりました。ベジタリアンの友達が「豆腐を凍らせて使うといいよ」と教えてくれて、それをきっかけに肉の代わりに豆腐を使うようになりました。それから少しずつ菜食料理に魅了されていき、最終的にプラントベースに辿り着きました。
ーーー旦那さんはその時どうされていましたか?肉や魚を食べたいと言っていましたか?
Fumi: はい、夫もよく肉や魚を食べていました。彼は中華系の文化圏で育っており、鶏肉や豚肉を使った料理が多いんです。でも夫の家族は野菜をたくさん摂る家庭でした。義理の母も、野菜をシンプルに炒めたり蒸したりして料理することが多く、そんな家庭で育ったので、夫も自然と野菜をたくさん食べることに抵抗がありませんでした。
プラントフルジャーニーとの出会いと参加動機
ーーーPJとはどのように出会い、参加しようと思ったのですか?
Fumi: PJとの出会いは、違うコミュニティでプラントベースの栄養学を学んでいるときに、華子さんもそこで学ばれていたことでした。そこではメンターの方法論や、目標やゴールを一つ決めてそこに向かってどう行動するかをサポートしてもらい起業しました。華子さんはプラントベースを異なるアプローチでも勉強されているので、新たな角度から再度学べるかなとPJに興味を持ちました。それに華子さんはYouTubeやInstagram、メルマガなど情報提供を惜しみなくやっていて、どんどん人が集まっている。起業家の先輩としてすごいなと思っていて。華子さんとお話したときに「ビジネスもサポートします。絶対後悔させません。」と言ってくださったので、参加を決めました。
ビジネス面での挑戦とPJの活用方法
ーーーどのようにご自身のビジネスに活用されましたか?
Fumi: 2週間に1度、6カ月間にわたって華子さんからみっちりアドバイスをいただきました。最初のうちは「プラントベースの講座を開催しても人が集まらないかもしれない」と不安を感じていました。でも、華子さんとの個人セッションで「不安を感じるのは当然。でも良い講座だからやる価値がある」と背中を押してもらい、前に進む大きな原動力になりました。それからインスタグラムの運用方法が一番勉強になりました。どのような内容を発信するか、どのタイミングで発信するか、そしてどの程度の情報を全体に公開して、実際の講座で話すかなど、細かい点まで相談できました。フォロワー1万人超えのインフルエンサーである華子さんのアドバイスはいつも的確で、実践したら必ず結果がついてきました。
SNS発信の成功とアドバイス
ーーーなるほど。インスタグラムでの発信以外にもどんな相談をしましたか?
Fumi: ビジネス全般の相談をして、助言をいただきました。たとえば、ローカルのインフルエンサーに試食してもらってその感想を広めてもらう方法を教えてもらったり、ポスターのデザインなども見てもらいました。華子さんは元々マーケティングの専門家なので、目から鱗のアドバイスばかりでした。「プラントベースのレシピをどうやって広めていくか?」という点もご自身の経験から具体的な提案をいただいたりして。実は華子さんだけでなく、PJコミュニティのメンバーのみなさんからも、アドバイスやフィードバックをたくさんもらいました。
レシピ開発での新たな発見
ーーービジネス以外には、どんなところが役に立ちましたか?
Fumi: レシピのレパートリーが多いのがとてもよかったです。私も海外在住なので、日本の食材を買うことが少なくなり、和食を作ってもこちらの食材ではあまり美味しくできなかったり、中華野菜で中華を作ることが増えていたんです。華子さんの料理も多国籍だったので、自分の食事に近い感覚がありました。日本離れした鮮やか・華やかな見た目の料理なのに、日本人の舌に合う味。そんなレシピを真似して作れるようになる度に、「できた!」と気分が上がる感覚がありました。華子さんはコルドンブルー出身というだけあり、調味料の使い方や調理法などは、さすが一流。とても勉強になりました。
プラントベースの広がりに向けた取り組み
ーーーPJ参加後にご自身のプラントベース講座を開始されたとのことですが、講座を始めようと思った背景は何だったんですか?
Fumi: ずっとプラントベースを広めたいと思ってきました。というのも、お肉を作るためには広大な土地が必要で、そのために森林が破壊されたり、動物が不適切に扱われたりしている現状があります。それが発端で、土地の争いや戦争が起きることもある。私は小学生のころからガールスカウトに入っていて、恵まれない子供たちに物資を送っていたんです。彼らがどういう状況なのかの写真を見て、すごくショックだったのを今でも覚えています。大学では写真を専攻していたので、多くの戦争のドキュメンタリー写真を目にする事がありました。戦争などつらい環境でも笑顔でいる子どもたちを見て、『子供は親も生まれる場所も選べない。だから一人ひとりに幸せになってほしい』という強い思いが芽生えました。プラントベースの考えを広めることは子どもたちのより良い未来をつくることに繋がると思っています。PJのおかげでこんな大義名分に向けて動き始められた。これからも広げていきたいなと思っています。
プログラム修了後の心境
ーーープログラムが終わった後の今の気持ちはどうですか?
Fumi: 個人セッションが終わっても、動画講義を見返すことができるし、コミュニティとも繋がっているので、不安は全くありません。むしろ、もっと色々なことを試してみたいという気持ちが強くなっています。コミュニティの中での繋がりも非常に大切で、何か投稿するとすぐにポジティブな反応をもらえるのがとても嬉しいです。華子さんや他の参加者との繋がりが、今後も私を支えてくれると感じています。
シンガポールでのプラントベース普及へのビジョン
ーーー今後の目標やビジョンはありますか?
Fumi: 私はまだ駆け出しですが、華子さんから教わった集客の方法を実践しつつ、シンガポールでのプラントベースの認知を広げていきたいと思っています。私のビジョンは、シンガポールで『プラントベース』という言葉が当たり前になることです。また、頻繁に行われるお誕生日会などでは、プラントベースの選択が一般的になることを目指しています。そのためには講座やワークショップなどを通じて、もっと多くの人にプラントベースの魅力である “野菜の美味しさ” や、”健康への影響” を知ってもらう必要があると感じています。そしてその背後にある環境や動物福祉の問題や、環境・社会に与えるインパクトにも関心を持ってもらえるよう、新たな活動も手がけていきたいです。
プラントベースビジネスを目指す人へのアドバイス
ーーー最後に、これからビジネスを始めたいと考えている人たちに向けて、何かアドバイスがあれば教えてください。
Fumi: まず、興味があるならぜひチャレンジしてみてほしいです。ビジネスとして考える場合は、まず『自分が何を伝えたいのか』を明確にすることが大切です。私も最初は何をどう発信すれば良いのか分からず迷っていましたが、華子さんのアドバイスで自分のビジョンを明確にして、発信を続けることで少しずつですが認知度が広がってきています。
そして、コミュニティを大切にすること。同じ志を持った人たちとの繋がりは時に大きな励みになりますし、困ったときに助け合える仲間がいることは心強いです。私も、コミュニティの皆さんとの交流があったからこそ、ここまで続けてこられたと思っています。
最後に、何よりも自分が楽しんで取り組むことが一番大切だと思います。プラントベースの料理を作ること、そしてそれを多くの人と共有することが、自分にとって楽しいと思えるので
あれば、必ず成功できると思います。
ーーーFumiさんのお話を聞いて、私も改めてプラントベースの素晴らしさを再確認しました。今日は貴重なお話をありがとうございました。
Fumiさんのインスタグラム: https://www.instagram.com/plantlife_fumi
身体、動物たち、環境、そして子供たちの未来のためにやさしい世界を一緒に作っていきましょう!
200名以上の女性たちが食から人生を変えた
【Plantful Journey プラントベース・ウェルネス・プログラム】
6期募集は10月3日から!
ご興味がある方は、こちらの3日間無料セミナーにお申し込みください。
セミナー最終日の後にプログラム説明会を行い、申し込み開始となります!
Comments