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薬膳×プラントベースの無限の可能性!独自メソッド構想中の中医薬膳師Yukoさんにインタビュー!


【PJウェルネスプログラム5期受講生】Yukoさん


5期受講生(2024年7月修了)の中医薬膳師Yukoさん。エジプトのカイロ在住で、フランス人の旦那さんと、3歳の娘さんの3人暮らし。4年間に渡る薬膳と中国伝統医学(中国に起源を持つ伝統的な医学体系のこと。以下、中医学)の勉強を経て、薬膳のスクール講師やコンサルティング提供で起業されました。多様な食生活が広がる中、顧客の体を見ながらアドバイスした食材が「食べられない」と言われることもあり、薬膳の知識だけでは限界があると感じていたところで、プラントベースに出会いました。無限の可能性を感じ、3か月のプラントフルジャーニーウェルネスプログラム(以後、PJ)受講。そして現在は、アドバンスコースのPBEC(エキスパート/ウェルネスコーチ認定資格講座)も受講されています。プラントベースに感じた可能性やビジネスへの活かし方など、Yukoさんの『プラントフルジャーニー』を伺いました。



ーーープラントフルジャーニーを知ったきっかけをおしえてください。


Yuko : 私はもともと肉も魚介類も食べるんですが、菜食主義というか『選べるなら野菜を食べる生活』をしていました。体もそんなに肉を欲してるわけではなく、環境への悪影響も気になっていたので、SNSでは菜食主義の方、菜食レストランなどをフォローしていました。ただ『プラントベース』という言葉は知らず、華子さんのインスタグラムが初めてレコメンドされた時に、「私が好きな食事はプラントベースって言うんだ!」と腑に落ちた感覚がありました。そこからプラントベースのことをもっと知りたいと思い、華子さんのYoutubeを見たり、ホームページも見たりしていました。3カ月のプログラムのことを知ってからは、直感的に「入会したい!」と思っていました。


ーーーPJ入会の決め手があったらおしえてください。


Yuko : ちょうどその頃、仕事として始めていた『薬膳』に繋げようと思っていました。薬膳一本ではちょっと弱い...という感覚があったんです。「薬膳と”何か”を掛け合わせれば、専門家としての幅をぐんと広げられそうだ」と考えていました。プラントベースという概念を知った時に「これだ!」と思ったんです。『薬膳×何か』の『何か』になりそうだと。



ーーープラントベースのどういったところが『何か』になりそうだと感じたんですか?


Yuko : 薬膳を広める活動を始めた時に、10名のいろんな方の体を中医学理論を元に見ていく機会があったんですが、海外に住んでる方は一様な食生活でないことがありました。薬膳の世界では’今のあなた’の体質や症状から『体に合う食材リスト』を作成していくんですが、鶏肉や牛肉といった動物性の食品をすすめると「それ、食べられないんだよね」と言われることがありました。そんな時に、バラエティに富んだ食材の知識がなかったので代替物をすぐにお伝えすることができなかったんです。’薬膳の食材’の知識・効能だけだと、一人一人の体に合わせたサポートをするのに限界があると感じ始めたんです。一般的な栄養学やマイクロビオティック(陰陽のバランスを考慮した食事法)を学ぶことも考えたんですが、ちょっと違う感じがして。「一体何がいいんだろう?」と問い続けていたところに『プラントベース』という言葉・概念がガチっとはまりました。


「薬膳との出会い」-不妊治療から始まった学びの旅


ーーー薬膳の勉強は、元々どうして始められたんですか?


Yuko : 10年間の不妊治療と向き合って最後に出会ったのが『薬膳』だったんです。薬膳のおかげで娘に出会えた。その素晴らしさを伝えるために約4年前に薬膳の勉強し始めました。ところが、この勉強はオンラインの一人学習だったので、とても孤独だったんです。特に難しい学校だったのもあり、テキストはほとんど漢字の羅列で、動画を見て、テキストの漢字を調べる日々。その期間、出産を経て、当時住んでいたパリからエジプトへの引越しもありました。エジプトの環境に体が慣れず、月に1回高熱と気管支炎にかかるのを8か月間繰り返していました。「私は中医学・薬膳を学んでいるのに、自分の体を全くコントロールできていない。勉強も滞り、娘に体調を心配される母親で、一体本当に何やってるんだう・・・」と自己嫌悪になりました。その時に出会った、とある薬膳のオンラインスクールが体質改善のプログラムを提供していたんです。入会してみたら、熱も気管支炎もぴたっと収まり、すごく元気になったんです。なにより、初めて中医学を体感として自分に落とし込むことができた。それからやっとエジプト生活がスタートした、という感覚でした。


ーーー 大変でしたね。それからPJに参加されたのですか?


Yuko : はい。エジプトに引っ越してから一年近く経った時に、「今なら薬膳の活動ができるかも?」と思い、活動を開始しました。「どういうサービスを作ろうかな?」と模索していたときに、偶然PJに出会いました。直感でプラントベースが薬膳と掛け合わせられそうであることはピンとはきたものの、まずは自分でプラントベースを体感してみないと、と思いました。自分が体感したものしか人にはおすすめできないので。それでPJ参加をすぐに決めました。


Yukoさんお手製のPJ料理
Yukoさんお手製のPJ料理

ーーーPJに入会されて、コミュニティの第一印象はどうでしたか?


Yuko : 当時、会員(現役プログラム生と卒業生含む)が250人もいて、「すごく活性化されてる、大きなコミュニティだな」という印象を受けました。新レシピや華子さんからの発信が定期的にあり、さらに、参加者のみなさんが各自でスレッドを立ち上げて、そこで双方向のやりとりがあったり、とにかく毎日盛り上がっている。それに、皆さんが投稿していることが、ワクワクすることばかり。質問したら「もっとこうやって食べたら美味しいよ」と具体的なアドバイスがもらえる。おすすめしてもらったお店に実際に行ったら本当に美味しい。気になる情報ばかりが流れてきて「見てるだけで楽しいコミュニティだな」って。他のSNSを使うような、気軽な感覚で参加しています。


オフ会の時の様子
オフ会の時の様子

ーーーPJのプログラムに関してはどう感じられましたか?


Yuko : PJはマインドセットの見直しから始め、意識改革や生活を見直す。薬膳でも同じような考え方があるので、とても相性が良いんです。言い方はちょっと違いますけど、『心(感情)と体はつながっていて、食べるもので私たちの体はできている』というところが薬膳にもPJにも共通する部分だと思います。


ーーーアドバンストの方まで進まれていると聞きました。アドバンスまで進もうと思った理由を伺っても良いですか。


Yuko : 誤解を恐れずにいうとPJの3カ月のプログラムだけでは、私は満足しないと思っていたんです。PJを薬膳の仕事に活かすためには、基本のプログラムだけでなく、根本的な理論もしっかり学びたくなるだろうなと。とはいっても、アドバンスに進むのは不安もありました。中医学の勉強や、薬膳の活動と並行してできるだろうか。でもコース内容を見た瞬間に、心が動いて「これは絶対にやりたい!」と思ったんです。今の活動に繋がるというのは肌感でわかったので。


ーーーアドバンスコースを始めて、実際はどう感じますか?


Yuko : 「いやー難しい!」となることもよくあるんですが、結局、中医学の理論と似通ってくるんです。深いところまで突き詰めると何事も繋がってるんだなと感じています。おかげで今は、中医学視点とプラントベースの視点がごっちゃ混ぜになっているので、頭の中で整理している最中です。


YukoさんがPJメニューをアレンジした薬膳ランチ
YukoさんがPJメニューをアレンジした薬膳ランチ

「中医学×プラントベース」-多角的なアプローチで紡ぐ食の提案


ーーーPJがご自身のビジネス構想などにどのような影響があったか教えてください。


Yuko : 私は「中医学に基づいた野菜の効能を伝えていきたい」と思いがベースにあるんです。なので、中医学に基づいたコンサルティングをしている際に、PJやPBECで学んだ’PJ的な思考’が少しずつ入り始めてきたと感じています。例えば、中医学的に考えたら『ひよこ豆』は入らないメニューでも、PJ的に考えて、お豆の効能をもっと摂り入れるべきと感じたら、あえて『ひよこ豆』を勧めます。ひよこ豆には豊富なタンパク質やカルシウムが含まれているからです。


ーーーどのようなサービス/プログラムを提供することを構想されているんですか?


Yuko : まだ具体的には固まっていませんが、中医学・薬膳とプラントベースのライフスタイルを両方学べるようなメソッドを目指しています。季節に寄り添うライフスタイルを基本とし、毎日のシンプルな食事や生活を通して自分の体と向き合い、自分のことをもっと好きになるようなサポートをしていきたいです。自分の体の状態を知ることで、今まで気が付いていなかった不調に気が付ける。毎日の生活がより心地よくなる。そんな手伝いができればと思います。


薬膳xYogaイベントの様子
薬膳xYogaイベントの様子
夏の薬膳xエジプト料理イベントの様子
夏の薬膳xエジプト料理イベントの様子

ーーー華子さんのプログラム中にアイデアが固まってきたのですか?


Yuko : そうですね。中医学を学ぶと決めた時から「これを仕事にする」とだけ決めてたんですが、形がわからなかったんです。以前受講した薬膳のプログラムと、PJ・PBECのプログラムで、それぞれのビジネス形態を学ばせてもらいました。PJは華子さんの発信、イベントの告知方法、つくれぽが次々上がっていく仕組みなど、コミュニティがいつも盛り上がっており、学びが大きかったです。なので、色んなメソッドのいいとこ取りをして、私らしいメソッドにしたいと思うようになりました。


ーーービジネスを構想する上で、課題に感じていることはありますか?


Yuko : 自分が今まで学んだことを、SNSでいかに分かりやすく見せ、伝えるかに課題を持っています。「素朴でシンプルだけど、あなたの体に合うものを食べることが自分に寄り添うこと」という考えを楽しく、かつ、役に立つ知識としても伝えたいです。ベストな伝え方を見つけ出すために、日々試行錯誤しています。


ーーーご家族には、PJがどういう影響がありましたか?

Yuko : フランス人のパートナーは肉好きというわけではないですが、食べることが好きなので、いろんな料理や味を楽しめるというのベースにありました。毎日PJのレシピを作っても「美味しい、美味しい」と喜んで食べています。その理由の一つに、塩や旨味の使い方がうまくなったのがあると思います。今まで小さい娘のために、家族の料理にほとんど塩を入れなくなってしまってたんです。PJで塩のレイヤーや旨味の科学について学んで以来、味付けが上手になったので、パートナーの満足度も格段に上がったみたいです。


PJ入会後は、1ヶ月近くも動物性の食事を食べてないこともざらで、プラントベース食は80%程度になってきました。でも「今日はしっかりお魚(お肉)を食べよう」と決めて食べたり、メリハリがつきましたね。


Yukoさんお手製のPJレシピ
Yukoさんお手製のPJレシピ

ーーー Yukoさんのお子さんにも、PJのレシピは好評ですか?


Yuko : 娘は「かぼちゃだけ」など素材だけで食べたがるので、PJのレシピにしなくてもいいんです(笑)。しかし、野菜をふんだんに使ったPJレシピの出汁やブラウンストックなど、旨味を凝縮させたものはすごく喜ばれます。なので、隠し味みたいな感じで出汁をソースに使ってたくさん栄養を摂らせることは、以前より上手くなった気がします。


ーーー 今後のビジョンと目標を伺ってもいいですか?


Yuko : 来年はやりたいことを形にする1年にしたいと考えています。具体的には、自分のプログラムを構築すること。ビジョンは、季節に寄り添い、毎日のシンプルな食事と生活で、心も体も元気にできる。そしてそれが自分を好きになることであったり、大事にすることである、ということを伝えていける人になりたいです。あとは、実践力もつけたいです。PJの中でスタートアップ部という部活動を立ち上げました。すでに活動を始めているんですが、もっとシナジーが生まれるような取り組みを、いろんな方と一緒にしていきたいなと思っています。


ーーー 貴重なお話をありがとうございました。


Yukoさんのインスタグラム『季節に寄り添い薬膳のある生活』は、こちらをご覧ください。


 

300名以上の女性たちが食から人生を変えた

【Plantful Journey プラントベース・ウェルネス・プログラム】

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