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NY生活18年目にして見つけた、理想の食生活。プラントベース料理教室を開始したMayukoさんにインタビュー!

更新日:5月17日



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【PJウェルネスプログラム1期受講生】アメリカ在住・Mayukoさん



1期受講生のMayukoさん。ニューヨーク在住で、現地の食事や和食料理を続けていくことに違和感を持っていたところ、プラントフルジャーニーに出会いました。旦那さん、息子15歳、娘13歳の4人暮らし。Mayukoさんはどうしてプラントベースに惹かれたのか、PJ後に始めた新たな挑戦について、話を伺いました。





米国の食生活に飽き飽き。日本食にフォーカスしない、プラントフルジャーニーに無我夢中に。


ーーープラントフルジャーニーはどのようなきっかけで知るようになりましたか?


Mayuko: 私は18年間アメリカ在住でこちらの食生活に悩み続けてきました。色々試したものの、自己流には限界があるな、と感じている時に、Youtubeで華子さんを発見。最初は、植物性由来の食材だけで美しそうな料理を作られているのに惹きつけられました。


ーーーPJを始める前は、どのような料理を作っていたのですか?


Mayuko: こちらではベジタリアンのメニューが豊富なので、ベジタリアンのブログや本を読んで、真似して作ってみたりしました。でも、体系的な知識がないので、自分の食生活に落とし込むことはできませんでした。あとは、NY近辺では日本食材が何でも手に入るので、和食も作っていました。でも、和食の場合は、知ってるものを作るだけなのでマンネリ気味に。食材も日本の2、3倍のお値段で、続けていくのが難しいと感じていました。


ーーーMayukoさんはよく「私は18年間、このアメリカの食生活に心底飽き飽きしてたんです」とおっしゃってたそうですか、そういうふうに感じられたのは、外食をされた時でしたか?


Mayuko: 外食のときもそうですが、友人と過ごす時が顕著でした。例えば、自宅でホームパーティーをするときは、よくバーベキューにしてお肉を焼いてたんですね。「人を呼ぶならちゃんともてなしたい」と思って、いいお肉を用意して。みんな喜んでくれるんですけど、ゲストが帰ってホッとしたら、私自身は一切れか二切れしか食べてなかったんです。そういうことが続いて、私は本当はお肉が食べたいわけではないんだ・・と気づいたんです。でも「一体じゃあ何が食べたいのか?」は自分では分からない状態でした。


ーーーなるほど。その時は、何が食べたいのか分からない状態になっていたんですね。


Mayuko: はい。自分の心の声を無視し続けていたので、気付けなくなっていました。それで色々探していく中で、アメリカやヨーロッパのプラントベースのYoutubeも見たりしたんですけど、その時は「キレイな料理だな」程度の印象でした。でも、華子さんの動画に出会ったときに、ググっと強く惹きつけられたんです。「私は『これ』が食べたかったんだ。プラントベースで人をもてなしたいし、自分の食のライフスタイルにしたい!」と心の底から思い始めました。


ーーー他の方と華子さんのプラントベースは、何が違っていたんですか?



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Mayuko: 華子さん自身の魅力ももちろん大きかったですけど、日本人だけど ”日本食にフォーカスしていない点” も重要でした。私も日本人ですが、和食を作って食べることが目指したい食生活ではなかったので。華子さんは海外でよく見る食材を使うレシピが豊富で、華子さんに出会うまではそういう食材の栄養価が高いことを知りませんでした。だから「これを学びたい!」と直感的に思ったんです。プラントベースのスペシャリストで、こんなに鮮やかな食事を作れる日本人は華子さんぐらい。「この方から学べば、絶対に理想のライフスタイルを実践できる」と主人にも力説しました。





ーーー印象に残ってるYoutubeの動画はありますか?


Mayuko: 『パパラザニア(華子さんのパートナー、パパが作るプラントベースのラザニア)』です。パパと子どもが一緒に作っているのも素敵だったんですが、それ以上に、”植物性由来の食材だけでラザニアを作る” ことを考えたことがなかったので、衝撃を受けました。


ーーープラントベースに移行する前に、体の不調はありましたか?


Mayuko: 米国の食べものに飽き飽きしていただけで、特に不調があるとは思っていませんでした。しかし、アメリカに来てから産後も含めて10kgほど体重は増えていました。体重は全く落ちなかったんですけど、周りもそうですし、特に気にしてなく「そういうものだ」くらいに思っていました。ダイエット目的ではなかったですが、受講中に自然に7kgも落ちました。


ーーー入会して予想以上によかったところはありますか?


Mayuko: 受講した目的は、華子さんから教えていただくプラントフプラントベースだったので、コミュニティはあくまで ”おまけ” っていうイメージだったんです。でも実際に入ってみたら、皆さんが同じような目的と志を持つ仲間だったのですごく心強かったです。久しぶりに子供のころのように無我夢中で講座を進めていったという感じで、すごく楽しい12週間でした。


ーーー何がそんなに無我夢中にさせたのですか?




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Mayuko: 料理はもともと好きだったので、新しい料理を覚えるのも楽しかったんですけども、それよりも朝起きるのが楽になったことがあると思います。目覚めた時のあのエネルギーの高さは感じるまで知りませんでした。PJを始める前は、高い化粧品を闇雲に買って試しても、効果イマイチでした。今は特に高くない化粧品で肌を良い状態にキープできる。それに、以前は、思春期の娘とちょっとしたことで口喧嘩になってたりしてしたんですね。そんな時、私もイラッとしてお菓子を食べたり、夜だったらワインを飲んだりして、無意識にストレス解消をしていました。なので、プラントベースにしてそういうことが一切なくなったのに、自分でもびっくりしています。栄養のある食生活のおかげで、心身のバランスが取れてきたのかなと。プラントフルジャーニーで「食べ物」を変えるつもりでいたのに、いつの間にか「心」まで変わって満たされていった。それが私を無我夢中にさせたポイントだと思います。


ーーーお子さんはプラントベースの食事に慣れてらっしゃいましたか?それとも初めは、何これ?みたいな反応でしたか?


Mayuko: 最初は、家族を巻き込むことは考えずにスタートしたんですけど、毎週のようにプラントベースの作り置きをしているうちに、食卓にも並ぶようになりました。子供たちには強要したくなかったので「トライしたい」と言ったものはトライさせていました。今ではプラントベースのものも多く食べるようになっています。特に、豆なんかは毎日。「栄養のあるタンパク質は肉だけじゃないんだ!」と納得したことが理由のようです。レンズ豆はこちらでは普通に売ってるんですけど、その便利さと栄養価の高さには関心しています。


ーーー他に座学で勉強した中で、印象的だったコンテンツはありましたか?


Mayuko: プラントベースの知識を学ぶつもりでいたのに、自分の内面を引き出してくれる内容があったのが印象的でした。「自分が将来どういう風な生活を送りたいか」を可視化したときは、たしか老後は二拠点生活をしたいとか、自分の好きなものに囲まれて暮らしたりとか、そういうことを書いたと思うんです。この時に目標を書き出したおかげで、そこに向かうために何が必要で、何が不要かがはっきりしました。おかげで余計なものを買わなくなりましたし、余計なところにも行かなくなりました。普段、思ってることを言語化、可視化する機会がなかったので、こうやって ”自分自身” のことを知れるのもプラントフルジャーニーの魅力の一つだったなと思っています。


ーーープラントフルジャーニーのおかげで、今は当たり前になった自分や家族の新しい習慣が何かあったら教えていただけますか?


Mayuko: うちは子どもが大きいので、小さい時みたいに”お手伝い”をしてもらうことはもう随分なくなってたんですけど、プラントベースにしてまた野菜を切る、洗うなどのお手伝いをしてくれるようになりました。これは全然期待してなかったので、嬉しい誤算でした。子供たちがキッチンの周りで勉強しているときに「ちょっと手伝って」と言うと、普通に手伝ってくれる。肉を扱わず、野菜だけなので頼みやすいですし。思春期の子供たちと、『新たなコミュニケーション手段』ができて嬉しいなと思ってます。主人は仕事柄、外食が多かったんですけど、コロナを機に家で仕事することが増えて、基本的にプラントベースのご飯を食べています。美味しいのが理由でしたが、彼は体重が12kgも落ちたんです。それもあってかプラントベースをとても気に入っています。


プラントベース料理教室を始めて『第二の人生』がスタート


ーーーインスタグラム始められたとお伺いしてたんですけれど、なぜ新しい活動を始めようと思われたんですか?


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Mayuko: もともとインスタグラムをするつもりなかったんですけど、プラントベースの試食をしてもらってた近所の友人に「インスタグラムで発信した方がいいんじゃないの?」って言われて。しばらくは避けていたんですけど、「やってみようかな」と思ったんです。『マインドフルネスキッチン』という名前にして、インスタグラムの発信も開始して、その後に料理教室もスタートしました。


ーーー料理教室まで始められたんですね。大きな決意だったのではないでしょうか?


Mayuko: そうですね。自宅を開放したり、子供が帰ってくるまでの自分の時間が削られるとかはありましたが、「新しいことをやってみようかな」と前向きに思えていました。一人でも多くの人にプラントベース知ってもらうための『入口』を作りたい、という強い思いがあったからでしょうか。海外在住の方が、昔の私と同じように、値段が高いのに、レシピがわからないからという理由だけで、日本の食材を遠くまで探しに行っている。和食の材料を一生懸命探すよりも、近くのスーパーで、手頃な値段で、しかもオーガニックならさらに栄養価の高い食材が手に入る。下手したら日本よりも恵まれてる環境にあるので、それを知って使ってほしい。だから料理教室で試してもらうのがいいかな、と思いました。私は自分が食事で悩んでた時にプラントベースで体も心も救われたので、一人でも多くの人が同じように救われれたらいいなという気持ちでやっています。


ーーー素晴らしい活動ですね。海外在住でもそうでなくても、和食にこだわらなくなったら食事の幅が広がり、豊かになりますよね。


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Mayuko: そうですね。それって今までの人生でできた”固定観念”だと思うんです。和食で育ったから、家の食事は「和食」。プラントフルジャーニーの講座の中では、自分の固定概念にも気づかせてくれるワークがあるので、自分を客観視する良い機会になりました。





ーーープラントフルジャーニーを終えて、どういう気持ちになりましたか?


Mayuko: 「プラントベースからエネルギーをもらってる」という感じがしています。私は40代なんですが、人生のだいたい半分終わって、去年から料理教室を始めて『第二の人生』がスタートした、と思ってます。プラントフルジャーニーに参加したおかげで新たな人生が動き出した。長年悩んできた食生活の答えが見った。他にもいろいろ良いことがあり、例えば、他人からもらうイライラとかそういうのも感じなくなったり、ポジティブなエナジーで満たされています。


ーーーPJ受講後から一年以上経っていますが、これまでどういう変化があったかを教えてください。


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Mayuko: 講座中は初めて学ぶことだらけだったので、自分の生活にプラントベースが落とし込めず「練習している最中」という感じでした。今は一年半ぐらい経って自分の中に落とし込めているので、プラントベースの食生活が当たり前になりました。プラントフルジャーニーで学んで、一生使える、一生付き合っていきたい食生活をおしえていただきました。今後、どこの国に住んでもブレない食生活ができるようになったと思ってます。それに、今でもインプットとアウトプットは続けています。スーパーに行って、毎週違う野菜を買うようにしていて、「これをどうやって料理をするといいかな?」と研究、試作を重ねています。



ーーー素晴らしいですね。最後に、今後のビジョンや目標を教えていただけますか?


Mayuko: 今後やりたいことは自分がやってる料理教室の中でミールキットのようなものをちょっと作りたいなと思っています。自分で作れる人もいれば、自分で作れない人もいる。なので、一食だけでもプラントベースの食事を試せるようなミールキットを作って、試してほしいなと思っています。


ーーー 貴重な話を聞かせていただき、ありがとうございました。


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