家族と動物を愛するから、この一皿を選ぶ。プラントベース食を続け、家族のアレルギーは薬いらずになったRenaさんにインタビュー!
- Hanako Vernhes

- 9月20日
- 読了時間: 10分
更新日:9月20日
【PJウェルネスプログラム4・7期受講生】Renaさん

4期・7期受講生(2025年5月終了)のRenaさん。
和歌山県在住で、旦那さんと17歳の息子さんと15歳の娘さん、犬2匹と暮らしています。動物を愛するRenaさんはヴィーガンレストランでも働かれた経験があり、PJ入会前から、動物愛護のためにプラントベースの食事を実践されていました。
そんな中プラントフルジャーニー(以下PJ)参加を決定し、旦那さんの花粉症は薬いらずに。Renaさん自身の心身にも大きな変化があったと言います。元々プラントベース生活であったにも関わらず、なぜPJ入会を決めたのか?現在は、コミュニティ内外でプラントベースを広める活動をされているRenaさんの‘’プラントフルジャーニー‘’を伺いました。
子供たちと一歩づつ変化させた食生活
ーーーPJに入る前からプラントベースの食事をされていたと聞いていますが、それはいつ頃からですか?
Rena:もともとは普通の食生活をしていました。添加物など体に入れないほうが良いとか、一般的な栄養学を学び出したのが36歳ぐらいで、その時からなんとなく菜食になって。というのも犬を2匹飼っていますが、同じ動物であるはずの家畜の生育環境の悪さを知ったときにとても心が痛んで、肉を食べるということを選択肢に入れられなくなってしまったのです。人間が家畜を粗末に扱い、近隣のスーパーではどこのお肉が一番安いかといった競争になっている。これはおかしいと思いはじめて。そのことはきちんと家族にも伝えました。子供達は小学校の中・高学年で自分で判断できる年齢だったので、「ママは動物さんのためにお肉は食べないけれども、食べたかったら、ちゃんと言ってね」と私の気持ちを理解してもらった上で少しずつ家族の食卓を変化させて、何年も通して気づけばもうプラントベース生活になっていました。
ーーーお子さんたちはスムーズにプラントベースに移行できましたか?
Rena:はい、徐々に変わったので。一般的な栄養学を学んでいた時から乳製品は減らしていました。息子と娘が通っていた小学校は給食が出ていたのですが、「毎日学校で牛乳が出るよね、それってどうしたい?」と子供たち1人1人に聞いて、飲みたいか飲みたくないかを本人たちに決めてもらったのです。その上で「じゃあ、こういう理由で牛乳を給食からストップしたいですって、一度、自分で担任の先生に話してきてね」と、さらっとだけ言ったら本当に話してきて、ちゃんとプリントをもらってきました。多分アレルギーの子が対象なので、アレルギーを理由に牛乳を給食から外すのは簡単ですけれど、他の理由で牛乳を外す子供はいなかったと思います。「自分でできたら止めてもいいし、やっぱり皆と違うことをするのが嫌だったら飲んでも大丈夫」と子供たちには伝えたのですが、「皆と違っても大丈夫」とそれぞれの担任の先生に話をして、自分たちで止めてきました。
ーーーお友達になんで飲まないの?と言われるようなことはなかったですか?
Rena:男の子はあまり周りを気にしていないから、言われていなかったようです。女の子の方は「なんか変な食べ方をしている家庭」みたいな感じで言われるとは言っていましたが、娘は「変じゃないよ」と言っていました。自分の食生活を、変じゃないって思ってくれていたみたいで。


3食プラントベースは家族へのエール。食で整えた家族の健康
ーーーPJにはいつ頃、どういったきっかけで出会いましたか?
Rena:菜食を調べていく中で、インスタグラムのお勧めに上がってきたのが最初です。実は1期募集の時からPJを知ってはいましたが、ケトジェニックダイエット(糖質の摂取を極端に制限し、脂肪を主なエネルギー源とする食事法)のコミュニティに入っていたので、すぐには申し込みをしませんでした。
ーーー 菜食ではなくケトジェニックダイエットを学ばれていたのですか?
Rena:菜食やプラントベースに興味がありましたが、真逆の食事法であるケトジェニックでは何を伝えているのかが気になって。「お肉中心の方が本当はいいのかもしれない」っていう自分の自信のなさとケトジェニックはどんなものなのかを知らずに否定するよりは、知って不安を取り除きたい、という思いもありました。
ーーー真逆の食スタイルの講座を受けるとはすごいですね。そこからなぜPJに参加しようと思ったのですか?
Rena:自己流で菜食にしてしまって、これで栄養が足りているのかな?という不安があったからです。それに、いつもニコニコ笑顔で話をされている華子さん自身に、すごくエネルギーの高さを感じて。菜食を中心に教えている講座は探してもあまりないですし、色々講座を受けてきた中で高い金額を払えばいいというわけではないけれど、安すぎるのもまた不安だったり。華子さんのコミュニティに初めから入らなかったのは、「これ始まるけれど、どうなのかな」って疑う気持ちも持っていましたので。1期2期は様子見して3期の時も入りたいけどなぁって思いながらスルーしてしまいました。そうやってPJが大きくなっていく部分も見ながら、「あ、なんかこの人すごそう」と感じて4期募集で申し込みました。
ーーーだいぶプラントベースの生活の下地ができてから、あえてPJに入られたという感じがしますが、PJに入られて自分のためになったことはありますか?
Rena:栄養学です。 成人の男性と今から大きくなっていく子供たちが、菜食をしていて大丈夫なのかなっていう栄養の面をしっかり理解できたことが本当に心強く、「プラントベースをやっているよ」ときちんと言えるようになりました。
ーーーお子さんにはいろいろお話ししながら動物性を減らしていかれたようですが、旦那さんも同じ食事で不満などはなかったですか?
Rena:実は一番先に相談したのは主人で、一番変化があったのも主人でした。キッチンの手伝いをしてくれるので、「私が作るときはお肉とかお魚は減ると思う」と話しました。主人には「わかったけれど、僕にはできないよ」とはっきり言われて、「パパが作るときは、それで大丈夫」と答えたのです。それでも、なんとなく私が動物性の食材を買わなくなって菜食寄りなものを料理して出していくうちに、1年くらいで主人の体重は10キロ痩せていました。さらに、主人は結婚してからずっと、一年のうち三シーズンは花粉症の薬を飲んでいる人でしたが、一番きつい春の時期に「実はさー、薬を今回飲んでないんよなー」と打ち明けてくれて。主人は看護師なので薬はすぐ手に入る環境だから、薬で止めるというのが普通なこと。それが飲まずにいられるようになって、すごく喜んでいました。もう今では主人が作るお料理も、動物性のものをほとんど入れずに作ってくれています。
ーーー旦那さんには目に見える変化があったのですね。Renaさんとお子さんは何か体調に変化はありましたか?
Rena:息子もアレルギー性鼻炎がひどくて鼻をぐずぐず触っているのが癖で、私がよく注意するというのが日常でしたが、知らない間になくなっていました。私の方は,主人も子供たちにもよく言われますが性格が穏やかになりました。すごく疲れやすくて、「夕方はもう全然体力がないのがママ」みたいな感じで、3時以降のママ最悪みたいなイメージ。疲れていたら小さなことでもイライラするし、片付いていないことも気になるしで。息子が鼻をぐずぐずしていると、「もう触らんといてって言ってるやん」みたいな。本当に些細なことに全部注意していました。

ーーー「お肉を食べなくてお腹が空いちゃう」といったことを言われることはなかったですか。
Rena:あまりそういうことはないですね。その分たくさん食べているので、最近では1ヶ月でお米30キロ消費しています。息子は高校生になってお昼もお弁当だから朝昼晩と私の作る食事。アルバイトをしてお金を持っているので、外でいろいろなものを食べてくることもありますが、それは経験なので、そこに対してカッと怒らない自分になれていたのはよかったと思っています。主人も、彼の職場では栄養士さんが社員用に給食を作ってくれているのですが、今は毎日お弁当を持って行っています。

PJで見つけた心地よさ、これからの思うこと
ーーー4期に一度入会されていて、7期にも継続プランで再入会されていますね。2回も入会されたのはなぜですか?
Rena:4期の時は自分で勝手に進めていくプランだったので、栄養学等の動画は何度も繰り返し見て勉強しましたが、ワーク(課題)へのモチベーションが高まらず、講座の3か月の間で全て終えることができなくて。
でもやっぱり暮していく中で、プラントベースの食事がとっても心地良いから、「ちゃんとけじめをつけよう、ワークにコミットしてコミュニティをもっと楽しみたい」と思って、7期ではグループにコーチが1人つくプランに入りました。コーチは優しさもあり、ちょっとお尻を叩いて引っ張っていってくれる部分もあり。同期のみんなと切磋琢磨しあいながら、仲良く学ぶことができました。最後にコーチから「クラス全員終了できたよ!」と聞いて、すごく嬉しかった。
PJは、華子さん以外にも憧れられる人がたくさんいるコミュニティーだと思います。同じ生徒同士でも「こんな風になっていけるんだ」とか。コーチやアンバサダーの方も素敵な人ばかりですし、その他の人も「この人のこういうところに惹かれるな」と思える方が多いので刺激を受けています。
ーーー動画講座以外に何かコミュニティサイト内で利用されているものはありますか?
Rena:レシピですね。季節にあった新しいレシピが頻繫に届くし、コミュニティ限定サイトの中でレシピを調べられるので、食事作りに便利です。「ちょっとこのお豆が使いたいけれどどうしようかな」と思ったときなど、グーグルで検索するのではなくて、PJのサイトで検索できるのはとても心強い。PJのレシピは絶対に美味しいので、よく活用しています。

ーーーPJレシピでお気に入りのものはありますか?
Rena:私、実はすっごくお料理が苦手なんです。本当に上手じゃないし、「今日はすごいの作ったな」って思う時もあるぐらい(笑)。お料理苦手だからこそ大事にしているのが、旬のお野菜と彩りで、一番よく作るのは色が綺麗なピンクフムスです。娘も大好きですし、お友達が来てちょっと出したりしても、「これ何!」と感激されるので。でも実は調理がすごく簡単なので気に入っています。毎日作っているお弁当にも、入れると彩がきれいに仕上がって活躍しています。サンドイッチにもフムスを入れたり、マヨネーズの代わりにフムスを塗って、色々なお野菜を挟むこともありますね。


ーーー7期を卒業されて、今後はどういった活動を考えていらっしゃいますか?
Rena:様々な食の講座を勉強してみて、やはり私はプラントベースが好きということを確信しました。「この心地良さを多くの人に知ってもらいたい」という思いがあります。皆さん笑顔に輝いているPJアンバサダー(プラントベースライフスタイを楽しく実践している姿をコミュニティ内外に発信・インスパイアする人)に、自分もならせていただいたので、多くの人がプラントベースを楽しく取り入れられるように、サポートしていきたいなと思っています。
ーーー今後どういった方にPJへの参加を勧めたいと思われますか?
Rena:「もっとお野菜に向き合いたいな」って思う人や、「もっと子供にお野菜を食べてほしいなぁ」って思うママたちにお勧めしたいです。時折、リクエストがあって外でプラントベースについて話すことがありますが、「完全に動物性をやめないといけない」とは思っていなくて。今やってる食事法にどうやったら、もっと旬のお野菜を足せるかなというところから、初歩的ですが、そこからで十分だと思います。プラントベースの食事を紹介したことがあるからこそ感じているのは、旬の野菜を知らない主婦がすごく多いということ。スーパーマーケットでは一年中同じ野菜が売られているので、どういうところに行ったら旬のものが考えずに買えるかといったことを知ってほしい。子供は一番味覚が変わるのが早いから、美味しい季節のものを食べると、その野菜を食べてくれるようになったりします。PJには旬の野菜の活用法や栄養についての紹介が沢山あるので、私はそういった事を伝えたり、作る時のお手伝いができたらいいなと思っています。
ーーー心温まる素敵なお話しを、ありがとうございました。
Renaさんのインスタグラムはこちら https://www.instagram.com/rena_yasaigohan

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