家族の健康を守りたい。その想いから始めたプラントベースで、自分も輝きだしたNorikoさんにインタビュー!
- Hanako Vernhes
- 9月20日
- 読了時間: 11分
【PJウェルネスプログラム1期受講生】Norikoさん

千葉県在住で、夫と小学生の娘さん二人(4年生・1年生)の4人暮らしのNorikoさん。
夫の健康診断をきっかけに、コレステロール値を下げる食生活を模索していました。
そんな折に出会ったのがプラントフルジャーニー(以下、PJ)。PJ入会を決めてから、「家族の健康を守りたい」という想いに加え、お菓子作りや美容、人と話すことなど“自分の好き”を取り戻していき、心と体に変化が起き始めました。
今では家族の食卓を支えるだけでなく、コーチングやオンラインスイーツ講師としても活動の幅を広げています。PJ参加後、Norikoさんはなぜ動き出すことができたのか?
今回は、そんなNorikoさんの歩んできた“プラントフルジャーニー”について伺いました。
慎重派の私が“即決”した理由
ーーーPJを知ったきっかけを教えてください。
Noriko: コロナの時期にYouTubeをよく見ていたのですが、そこでたまたま華子さんを見かけました。植物性の食材だけで元気に暮らしている姿が本当に印象的で。「プラントベース」という言葉すら知らなかった私ですが、直感で「これは学びたい」と思いました。
ーーーその時、ちょうどご主人の健康診断も重なったのですね。
Noriko: そうなんです。夫の健康診断の結果を受けて、薬に頼る前に、まずは日々の食生活を整えることで改善できないかと考えました。
医師からも、動物性のものを控えることや油の使い方に注意することなど基本的なアドバイスをいただきました。ただ、具体的なレシピや日々のメニューまでは分からなかったので、PJなら体系的に学びながらレシピや習慣化まで身につけられるのではないかと感じました。
説明会で伺ったのは、プラントベースの食事はコレステロールや飽和脂肪酸が少なく、野菜や豆類、穀物から食物繊維や抗酸化物質をしっかり摂れるということでした。つまり、コレステロール値を下げるだけでなく、体のめぐりや腸内環境を整える助けにもなると知ったんです。
実は私自身、料理が苦手で栄養が偏りがちになるのが悩みでした。そんなとき「プラントベースならシンプルな調理でも栄養バランスをとりやすい」とわかって、とても安心しました。さらに夫の健康改善にも役立つと知り、家族にとっても良い選択肢だと思えたんです。
だからこそ「まずは食生活でできることを試してみよう」と思えました。小さな一歩でしたが、その決断が私たち家族に大きな変化をもたらすきっかけになったんです。
ーーー入会を決めた時、ご家族に相談されましたか?
Noriko: 誰にも相談せず申し込みました(笑)。普段は石橋を叩いて叩き割るほど慎重なのに、その時だけは即決でした。夫に伝えたのは半年後くらいです。今思えば大胆でしたね。
理想と現実のあいだで揺れた食卓
ーーー実際にPJに入ってから、生活に取り入れるうえでつまずいたことはありましたか?
Noriko: 嘘をつかずに「今こういうことを勉強しているから試してみたい」と正直に話しました。好きだったら「好き」、苦手だったら「苦手」と言っていいと伝えたんです。家族全員がそろって大好きという料理は多くないのですが、それぞれの好みに合わせて好きなものを取り入れるなど、工夫するようになりました。結果的に、夫の健康のために豆料理を出しつつ、子どもには好きなものも用意するなど工夫するようになりました。
ーーーご主人の「豆問題」への工夫もあったのですね。
Noriko: はい。夫は豆の食感が苦手だったので、豆乳や豆腐にしたり、豆類をブレンダーにかけて食べやすくしたりして、形を変えて取り入れています。豆でとりにくい栄養は穀物やナッツ・種子類など他の食材で補ったりしました。無理に押し付けず、できる範囲で取り入れるようにしたんです。
行き当たりばったりから、ちょっと先を見据えた食卓へ
ーーー普段の暮らしや、買い物や料理の仕方はPJ入会前と後で変化はありましたか?
Noriko: はい。週末は子どもの習い事に合わせてスーパーを数か所回り、1週間分をまとめて買うようになりました。以前は行き当たりばったりでしたが、今は子どもに「何が食べたい?」と聞いたり、自分の食べたいものを取り入れたりしながら、計画的に選ぶようになりました。PJで学んだことで「自分はこれが食べたい」とはっきり分かるようになり、食材の使い方や知識も増えたのが大きいです。
最近は野菜売り場だけでなく、地元の農家さんやこだわり食品のコーナーにも立ち寄るようになり、地産地消を選ぶと環境にも貢献できる気がして嬉しいですね。献立も子どもの希望を取り入れつつ、プラントベース中心で考えるようになりました。
ーーー料理はもともと好きでしたか?
Noriko: 好きだけど苦手でした。お菓子や朝食のような簡単に作れるものの方が得意で…。でもPJに入ってからは「自分や家族が食べたいものを作ればいい」と思えるようになって、キッチンに立つことが少し楽になりました。
きっちり完璧に作らなくても大丈夫。少しの下準備などの工夫で、栄養豊富で体に良いものが十分食べられるとわかったからです。そして、その栄養たっぷりのご飯が、そのまま自分や家族の体をつくっているのだと実感できるようになりました。忙しい時は大変ですが、そんな風に考えられるようになってから、料理のハードルがぐっと下がったと感じています。
「最近、ママ楽しそうだね。」マインドが変わると、暮らしが変わる
ーーープラントベースを取り入れて、自分自身にはどんな変化がありましたか?
Noriko: 一番大きいのは「マインドの変化」です。以前はとても心配性で、慎重な性格でした。けれど今は「まずやってみよう」と思えるようになりました。食生活を変えたことで体が整い、疲れにくくなり、心にも余裕が生まれたのだと思います。
当時は買い物に行っても何を買えばいいのか分からず、買い忘れも多く、日々に追われてヘトヘトでした。ストレス解消といえば友人との外食や刺繍・洋裁(子ども服作り)など。でも振り返ると、それらはどこか「その場しのぎ」だったように感じます。
しかしPJを始めて1か月半ほどで「疲れにくい」と実感できるようになり、食材やメニューの知識が増えて買い物や料理がラクになりました。3か月ほど経つ頃には「料理は大変なものではなく、少しの工夫で楽しむこともラクすることもできる。それでいて栄養もしっかり摂れる」と考えられるようになり、物事の捉え方も変わっていきました。
そして今では「ベースを整えること」が自分の中で大切になり、子育ても家庭も大きく揺らがなくなったように感じます。もちろん子育ての悩みは尽きませんが、以前よりドーンと構えて俯瞰できるようになった気がします。その頃、子どもから「最近ママ楽しそうだね」と言われたことも本当に嬉しかったです。自分の変化を家族にも感じてもらえたのだと実感しました。
さらに、その変化は子どもたちにも広がっていきました。これまで新しいことに慎重だった娘たちが、最近はこう言うようになったのです。「やってみる! だって、やってみないとどうなるかなんて分からないから。もし思うような結果じゃなくても、何が足りていないかが分かるでしょ。だからやりたい!」。私が「その通りだね、すごいね」と伝えると、「だって、ママもいつもそうしてるでしょ」と一言。おやつの試作でトライ&エラーを繰り返す私の背中を、子どもたちはちゃんと見ていたのだと感じ、胸が熱くなりました。
ーーーその変化を通して、日常生活にも違いがありましたか?
Noriko: はい。もともとめんどくさがりで掃除も苦手、家の中も「こうしたいのに進まない」という状態でした。けれど体が軽くなると自然に動けるようになり、家の中が片付き、飾りたかった絵を飾ることもできて、少しずつ整ってきたんです。
掃除だけでなく「理想の快適な暮らし」にまで意識を向けられるようになり、そうした小さな変化が心地よさにつながり、それがまた前向きな気持ちを後押ししてくれました。
食の知識以上に得られたもの
ーーーPJの講座で特に印象に残っていることは?
Noriko: 最初の「なりたい姿を描くワーク」です。今まで自分に矢印を向けて考えることがほとんどなかったので、とても新鮮でした。
そのワークを通して、自分は「家族の健康を守りながら、自分も笑顔でいられるママになりたい」と思っていることに気づきました。これまで「家族のために」と頑張る一方で、自分の気持ちは後回しにしてしまうことが多かったんです。けれど、理想の姿を言葉にすることで、自分の“やりたいこと”や“大切にしたいこと”がはっきり見えてきました。
食の知識を学ぶだけでなく、自分の内面にしっかり向き合えたことで、「こういう生き方をしていきたい」と思えるようになったことが、私にとって忘れられない体験になりました。
ーーー入会前は「料理が苦手」とおっしゃっていましたが、取り組む中でどんな気持ちに変わりましたか?
Noriko: 最初は「栄養バランスを整えるのは大変そう」という思い込みがあったのですが、実際にやってみると少しの下準備や工夫で、思った以上に手軽に栄養のあるご飯を作れることに気づいたんです。
そのうちに「今日は疲れているからできない」ではなく、「疲れているからこそ、体に優しいものを作ろう」という気持ちに変わっていきました。小さな工夫で自分や家族が元気になれることを実感できたからこそ、料理に前向きな気持ちを持てるようになったのだと思います。
好きを大切にすることが、未来をつくる
ーーー現在はウェルネスコーチやオンラインスイーツ講師としても活動されていますね。
Noriko: まさか自分がウェルネスコーチ(プラントベースのライフスタイルを、学ぶ → 試す → 定着までを伴走し、「自分のありたい姿」=ヴィジョンに向かって自走できる土台を整えるサポートをするコーチ)をするとは思っていませんでした。最初は夫のコレステロール値を下げたい一心でPJに参加したのですが、学びを通じて「食生活を整える方法」や「自分と向き合うワーク」で多くの気づきを得ることができました。
特に、食の工夫で家族の体調が改善したことや、自分自身も「疲れにくくなった」「気持ちが前向きになった」といった変化を体感したことは大きかったです。こうした経験を通して「同じように悩んでいる人の役に立てるかもしれない」と思うようになりました。
もともと人と話すことが好きだったこともあり、自然と「学んだことや体験をシェアしてサポートする」ウェルネスコーチという道に進むことを決めました。
お菓子作りは子どもの頃から大好きで、「クッキー屋さんになりたい」と夢見ていました。焼きたてのお菓子を囲んで家族と話す時間が幸せで、その気持ちはずっと続いています。
その後、プラントベースを学ぶ中で「美肌の鍵は腸にある」「腸を整えることで体も心も変わる」ということを知り、腸活にも興味を持つようになりました。おやつや間食は「太る」「肌荒れする」と罪悪感につながりやすいですが、選び方次第で自分を労わるご褒美にもなり、内側から美しくなれると実感しています。
そうした想いから、プラントベースを学んだあとにオンラインスイーツ講師となり、体にやさしいおやつを伝える活動を始めました。
ーーー今後のビジョンを教えてください。
Noriko: 家族全員が心身ともに健康で、それぞれのやりたいことに向かって進んでいける姿をサポートしたいです。そのために母親である自分が、自分の選択や行動で人生をつくっていけるという姿を見せたい。
好きを追求している「さかなクン」のように、私も自分の好きに正直でありたいと思っています。その姿勢を大事にすることで、コーチングでは人の背中を押せる伴走者に、そしてオンラインスイーツ講師としては細く長く続けていける存在になりたい。必要としてくれる人がいる限り、役に立てたら嬉しいです。
踏み出す勇気があれば、人は変われる
ーーー最後に、どんな人にPJをおすすめしたいですか?
Noriko: 今の自分や生活にモヤモヤしている人ですね。体や心の不調があったり、変わりたいけど変わり方がわからなかったり、情報が多すぎて迷っている人にこそおすすめしたいです。食で心も体も変わるという体験をぜひしてほしいです。
ーーーもし入会前の自分に声をかけるとしたら?
Noriko: 「踏み出す勇気さえあれば変われるよ」と伝えたいです。私自身がそうだったように。人は何歳からでもなりたい自分になれます。
インタビューを終えて
かつては疲れやすく、その日をこなすことで精一杯。自分のやりたいことや先のことまで考えられない毎日を過ごしていたというNorikoさん。
けれどPJを経て、今では「どうなりたいか」「どう過ごしていきたいか」と未来を思い描けるようになったといいます。
あるとき子どもから「ママ、楽しそうだね」と声をかけられ、PJでの料理や学びを通して自分も家族も笑顔が増えていることに気づきました。
料理が苦手で自信がなかった自分が、家族の健康を支え、さらにコーチングやオンラインスイーツ講師として人の変化に寄り添う存在に。
その原点は、ほんの小さな「やってみよう」という一歩でした。
家族を想う気持ちと、自分の“好き”を大切にする気持ち。その両方を大切にするNorikoさんの姿は、「変わりたい」と願う誰かにきっと勇気を与えてくれるはずです。

NorikoさんのInstagramはこちら
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