好奇心からポチっとしたその一歩。新しいライフスタイルと仲間に出会ったMayumiさんにインタビュー!
- Hanako Vernhes

- 9月20日
- 読了時間: 10分
【PJウェルネスプログラム2期受講生】Mayumiさん

2期受講生(2023年3月修了)、のMayumiさん。
長年、転勤族として国内外を転々とする暮らしを経て、現在は都内でご主人と成人した息子さんとの三人暮らし。コロナ禍でどこにも行けないある日、ふと目にした華子さんのYouTubeでプラントフルジャーニー(以下PJ)を知りました。「面白そう!」好奇心からPJに飛び込んだものの、その先には“普段の食生活を変えると、ものの考え方や捉え方まで変わる”体験が待っていたのです。偶然の出会いから、プラントベースを学ぶことがライフワークになっているMayumiさんの“プラントフルジャーニー”を伺いました。
偶然の出会いから始まったプラントベースの旅
「お料理教室だと思っていたら、食と人生が変わる学びの旅でした」
ーーープラントベースやプラントフルジャーニー(以下PJ)はどのように知りましたか?
Mayumi:ちょうどコロナが蔓延しているときに、外出がままならなくなって見始めたYouTubeのおすすめにポッと上がってきたんです。旅行に行きたいなと思ってヨーロッパのYouTubeを見ているときだったと思います。「カラフルで綺麗なお料理がおいしそう」と興味を持ちました。プラントベースという言葉もそこで初めて知りました。
ーーーなぜPJのプログラムを受講しようと思ったのですか?
Mayumi:単純に華子さんのお料理がすごく美味しそうで、「作ってみたい、その華やかなレシピを習いたい」と思ったんです。お料理教室の延長ぐらいの感覚ですね。それまでは、普通の食生活といったらいいのでしょうか。仕事帰りにお惣菜を買って、それを温めて食べるだけというようなこともありました。あるとき華子さんのインスタの投稿に「メルマガを見たい方はこちら」という案内が出てきたんです。そしてクリックしてしまって、PJについてより知るようになり、PJの説明会後にはプログラムの受講希望の募集のボタンもポチっとしてしまったんです。
ーーーポチっとしてしまったんですね(笑)。それは好奇心からですか?
Mayumi:はい、コロナ渦だったのもあって他に楽しみもなく、「これは楽しそうで面白そう!」って思いました。覚悟を決めて始めたというより、最初はのぞき見本位であまり迷わずに申し込みました。普段は、橋を叩きまくる慎重なタイプですが、気になると足元も見ずに橋を渡るタイプなんです。でも、入会してからすぐに華子さんから「PJはお料理教室ではありません」というお話があって、「お料理教室ではないとはどういうことかしら?」と思ってしまいました。講座が進むにつれて、「こういうことだったのか」とわかってきましたが。
ーーーこういうこと、というのはどういうことですか?
Mayumi:これまでいわゆる一般の食事と言うのでしょうか、お肉もお魚も摂っていた人が、失敗なくスムーズにプラントベースを取り入れる方法が、栄養面からも環境面からも体系的にわかりやすく学べることでした。
ーーー導かれるようにPJに入会されましたが、どんなところがMayumiさんの心に響いたのでしょうか?
Mayumi:なんだったんでしょうね。和食だけではない、エスニックやヨーロピアン、インディアン料理だったり、今まで自分が食べたことのないカラフルなお料理にときめいたのだと思います。
それから、講座が始まる前にPJ主催のオンライン料理教室に参加してみたときに、「わざわざ出向かなくても自宅のキッチンでも受けることができるんだ」と新しい世界が開けたことも魅力だったと思います。オンラインっていつも受け身で、発信されているものを見るだけでした。オンライン越しで初めての方とお話しするとはどういうものかなと最初は緊張しましたね。実際始まってみると、前の期にプログラムを受講していた方も参加していたり、すでにプラントベースを取り入れている方がいたり、華子さん以外にも色々教えてくださる方がいて安心しました。そして、今まで身近にいなかったタイプの方々とお話できるのはとても楽しいと感じました。
カラフルな食卓が暮らしを彩り豊かに。キッチンから広がる新しいライフスタイル
ーーー講座を進める中で、つまずきそうになったことはありましたか?
Mayumi:ありました。やはりホールフード(加工度が低いもの)での食事となると、自分で一から準備しなければいけないので、時間が足りないことがありましたね。それから男性ばかりの家族にいきなり野菜だけの食事となると物足りない感じになるし。カレーやスープといったしっかり濃い味のものは取り入れやすかったけれど、その先は工夫が必要でした。それで時間が足りない時は、準備に時間のかからないものにして、時間があるときに丁寧に取り組もう、とだんだんと自分のリズムでやるようになりました。例えば、忙しい時は、穀類やお豆類、ナッツ類などをスープやサラダにパラパラと足して栄養を補う。または、スパイスとオイルを絡めてオーブンに放り込んでおけばできる、野菜丸ごとのグリルも時短になるのでよく作っています。それから、新しく取り入れる食材をどこで買うか、というのも慣れてくるとわかってくるので探す時間はなくなりました。
Mayumiさんが作ったカラフルなPJレシピのお料理いろいろ
ーーープラントベースを取り入れる前と後で、ライフスタイルの変化を0から5の数字で表すと、どれぐらいだと感じていますか?
Mayumi:4でしょうか。これまで調味料は、麺つゆやドレッシング、ソースをスーパーで買っていました。ところが今はお塩、お醤油、お酒など基本の調味料だけになり、あとは自分で作るようになりました。PJのレシピには麺つゆ、ディップやドレッシング、ソース類もあって美味しいので、コツコツ作って冷蔵庫にストックしています。おやつは、市販のケーキやお菓子だったのが、今は季節のフルーツやドライフルーツになりました。ケーキを自分で作る場合、華子さんのレシピだとほとんどお砂糖を使わないのに美味しくて衝撃でしたね。また、味覚が変化したのか、今までだったら何も考えずにこれでいいやと買っていたお惣菜が欲しくなくなったり。全部自分で作らないといけないのは楽ではないんですけどね。食べたいもののためなら頑張れます(笑)。

ーーー体には何か変化はありましたか?
Mayumi: 年に一回受ける健康診断では、毎年コレステロール値が少しずつ上がる一方だったのが、下がったんです。もともと健康で体の悩みはなく、心配するような数値ではなかったものの、下がることがあるのだと驚きました。便通は二日に一回、もしくは三日に一回というペースで便秘がちでした。そもそもそういうものだと思っていたんです。でもプラントベースを取り入れてからすぐに解消されて、「食生活でこんなに体が変わるのか」とこれまた驚きました。
ーーー気持ちの面でも変化はありましたか?
Mayumi:はい。プラントベースの考え方、つまり動物性のものを“排除”ではなく、植物性のものを“足していく”という思考に影響されたのか、『できなかったことに目を向けるのではなく、次回はできるかもしれない』と思える気持ちの余裕が生まれました。先日夫に「何をイライラしているんだ」と言われたときに、今までだったら逆上していたと思うんですが、「今後気を付ける」と言っている自分に気が付きました。イライラしそうになったときは、気持ちを切り替えることに意識が向くようになったのだと思います。
ーーー無意識でもそのような変化があるとはすごいですね!今プラントベースの割合はどれぐらいですか?
Mayumi:7割ぐらいですね。今も動物性のものを全くゼロにしているわけではないんです。外食のときは食べることもありますし、家でも時々登場します。二人の息子が小さかった頃は、「お肉食べなさい、牛乳飲みなさい」と言っている母親でした。卵は必ずお弁当に入れていたので一日一個以上は食べていたかな。もともとそんなにお料理が好きというわけでもなかったので、それ以外の栄養のことは赤と黄色と緑のものがあればいいというぐらいでした。ところが今では食材は虹色で10種類、とかそんなことに気を配るようになっています。
知る喜び、繋がる楽しさ、広がる可能性
ーーーPJプログラムのどんなところが好きでしたか?
Mayumi:実践のところですね。キッチンメイクオーバーといって、キッチンの環境を整えるワークがありました。食材、調味料、キッチン用具および食器の配置を一から見直すワークで大変だったのですが、ストックしているものが乾物、お豆類やナッツ類というようにガラリと変わりました。なにより環境を整えたことによって、お料理がしやすくなりました。それから、基本のお出汁をとってそこにお塩を少しずつ足していって味の変化をみていく講座も面白かったですね。ほんのひとつまみのお塩の違いで旨味を感じたり、しょっぱいと思ったり。「人間ってずいぶん敏感なんだな」と思った記憶があります。
ーーーPJプログラム参加前には想像していなかったけれど、よかったところはありますか?
Mayumi:次々と色々なお料理を学べることも楽しいんですが、それ以上にコミュニティ内の人との交流が楽しいです。オンラインで初めて出会う方と話をするのはちょっとドキドキするし、年齢も私より一回りも二回りも違う方と「お話が続くのかな?」と最初の頃は緊張したんです。でも共通の話題があって似たような価値観を持っていて、年齢の隔たりなくお話しできてすぐに打ち解けられる。今までにいなかったタイプのお友達ができて本当に楽しく交流させてもらっています。PJを通してオンライン、オフラインともにイベントに参加する楽しみが増えました。今ではPJは生活に欠かせないものになっています。
ーーーアドバンスコースのPBECも受講されたと聞きました。なぜ受講しようと思ったのですか?
Mayumi:家族や身近な友人にプラントベースの良さを伝えたいと思っても、自分の感覚でしか伝えられないもどかしさを感じていたのです。家族はおいしいと言って私の作ったプラントベースの料理を食べていますが、そこに栄養面や環境面でのメリットの話も付け加えられたら、さらに美味しく食べてもらえるかなと思うんです。そこで、栄養学を深掘りして、わかりやすく人に伝えられるようになりたいと。最初はそんな理由から参加したのですが、栄養学の前に環境問題の講座があって、そこから学んだことも大きかったですね。
今、気候変動だとか、環境に優しいものを、なんていう言葉は日々たくさん聞くけれど、「実際どういうことなのか、何をしたらいいのか」実はわかっていなかったんです。そういったことを勉強すると、ニュースの理解度が俄然変わってくるんです。コミュニティの皆さんも環境問題に対して貢献しないと、と思う方が多いので、お互いに良い刺激を受けています。
ーーーどのような人にPJをお勧めしたいですか?
Mayumi:特に体の不調や悩みを感じていない人でも、プラントベースという食生活が気になった方はぜひ飛び込んでみてほしいと思います。「興味を持ったら何歳でも飛び込んでみてね」って思います。私自身深く考えずにPJに入ってとても変化があった。『普段の食生活を変えると、ものの考え方や捉え方まで変わる』とは思っていませんでした。課題など大変なこともありますが、一緒に頑張る仲間がいるので、ふと気がついたらきっと新しい自分に出会えていると思います。
ーーー最後に、今後のビジョンや目標について教えてください。
Mayumi:PBECというアドバンスコースで深くプラントベースについて学んでいく過程で、いかに人間が地球環境を傷つけているのかを知りました。人間の都合で作り出した作物の品種を合わない土地で無理やり育てるのではなく、その土地に昔からあって守り継がれてきた固定種や在来種というものに興味を持ったので、そのことを勉強して皆さんにシェアできるようになったらいいなと思っています。プラントベースの栄養面、環境面のメリットもきちんと自分の言葉で伝えていきたいですね。
ーーー貴重なお話をありがとうございました。Mayumiさんのライフワークという感じですね。
300名以上の女性たちが食から人生を変えた
【Plantful Journey プラントベース・ウェルネス・プログラム】
8期募集中!入会締め切りは9月22日(月)日本時間23:59まで プログラムの詳細・お申し込みはこちらから↓ https://pj.plantful-journey.com/p/hM5qeSD0F4T8

















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