PJ受講で夫婦・自分への固定観念を手放し、家族関係を大きく好転させたMinakoさんにインタビュー!
- Hanako Vernhes

- 9月20日
- 読了時間: 10分
【PJウェルネスプログラム2期受講生】Minakoさん

2期受講生(2023年3月修了)、横浜在住のMinakoさん。ご主人と二人の娘さん(高校3年生・小学5年生)と暮らしながら、現在はお料理教室を運営しています。
食後に家族揃って、手作りのスイーツで団欒の時間を楽しむ日々。そんな充実した日常は、プラントフルジャーニー(以下PJ)に出会う前には全く想像もできなかったといいます。「私が変われば、家族も変わる」そう思えた瞬間から家族関係が劇的に変わったそうです。
PJでの学びを通して、自分らしさと家族の絆を取り戻したMinakoさんの“プラントフルジャーニー”を伺ってみましょう。
プラントベースとの出会いを引き寄せた、食への熱い想い
ーーー今は、お料理のお仕事をされているそうですね。どうしてそのお仕事を始めたのですか?
Minako: もともと13年ほど専業主婦で、社会復帰を考えたときに、自分がそのブランクの間に成長したことは何だろう?と振り返ったんです。それは子育てかお料理だなと思って、そんなときに偶然、お弁当を作る調理の仕事を見つけたのが今の仕事を始めたきっかけです。プラントベースを知ってからは、プラントベースの対応をしているレストランで働きたいと思い、転職しました。
ーーーお料理はもともとお好きでしたか?
Minako: はい、料理は昔からとても好きでした。同居していた祖母も得意だったし母も得意だったので、自然と『食べること』が好きという感じで。一人暮らしのときや子育てを始めたときから、食材にもこだわって、お砂糖はできるだけ使わないような調理を心がけていましたね。
ーーーPJはどのように知ったのですか?
Minako: YouTubeで偶然華子さんのチャンネルを知り、プラントベースという言葉もそこで初めて知りました。それまでも食に対する興味はとても強かったので、子育て中も子連れで行ける料理教室やセミナーには積極的に参加していました。ヴィーガン(動物由来の製品を避けるライフスタイル)やマクロビ(玄米菜食)の勉強もしていました。なので華子さんのプラントベースの話を聞いたときに、「これ、やってみたい!」と直感的に思いましたね。すぐにセミナーに参加して、華子さんのお話にグラっと心が揺さぶられました。「PJに入会してたくさん学びたい」と、翌日にはもう受講の申し込みをしました。
ーーーどういう点がMinakoさんの心に響いたのでしょう?
Minako: SNSで情報が溢れていて、どれを信じたらいいかわからなくて、一つ食の軸が欲しいなと常々思っていたんです。プラントベースは「ゼロか百ではない」という考え方や、「地球環境にも優しい食生活」という言葉に強く気持ちが動かされたのを覚えています。
説明会で聞いた卒業生の声も大きかったです。「華子さんのレシピがとにかく美味しくて、ボリュームがあって、男性にも受け入れられやすいメニューが多いよ」とか、「持ち寄りパーティーに持っていってすごく喜ばれた」という話が印象に残りました。
その他には、オンラインでの受講が初めてだったのもあって、この新しい学び方やコミュニケーションの取り方を自分の日常にも取り入れてみたい、と思いました。今から思うと、新しいことを始めることで、自分の新たな一面を切り開きたかったのかもしれません。
ーーー 受講を決める前にご家族に相談しましたか?
Minako: 直感的に、「この内容をいつか仕事につなげたい」という思いがありました。とはいえどこか不安で、「家族一人でも味方がほしいな」と思って当時中学生だった長女に相談しました。主人には正直言いにくかったんです。あまり興味がない分野かなと思って。その頃は子育てにもほとんど関与していなかったんです。ましてやこだわって取り寄せている食材にも、興味を持ってくれていなくて。
私もそういうことを深く話していなくて、家族関係があまりうまくいっていなかったんです。ただ、娘なら私が普段から大切にしていることを知っているので、協力してくれるんじゃないかと思いました。当時は、長女が家族の中で“心の拠り所”だったのでしょうね。
ーーーPJ参加後、受講中につまずきそうになったことはありましたか?
Minako: ありました。体調を崩して、思うように講座を進められなかったことがあって自信をなくしかけました。でも思い切ってコミュニティのサイトに投稿したら、皆さんがポジティブな反応をしてくださって、居心地の良さを感じましたね。
プログラムが終わったあとも、どうにかしてもっとPJと深く関わる方法はないかなと考えました。そこで、子どもたちが小さかった頃に子連れで参加した環境や食育のセミナー、お料理レッスンなどの経験がPJのアンバサダーとして力になれるかも、と閃いたんです。まさに、それまでの点と点が繋がった感じがして、勢い余って、募集されていないのに事務局に問い合わせてしまいました。そしてアンバサダーとして活動させてもらっています。
「私らしく生きることが家族のためにもなる」
コンフォートゾーンを超えた先に見つけた幸せのカタチ
ーーーPJに入会してからのご自身の変化を、数字の0から5で表すと、どれくらいだと思いますか?
Minako: 5と言いたいところなのですが、まだ伸びしろがあるかもしれないので4です(笑)。
すでにお話したように、うちは家族関係があまりうまくいっていなかったんです。家族がちょっとバラバラで、この状況は良くないなと思っていて。でも「もしかしたら私の気持ち一つで変えられるかもしれない」と思ったきっかけがPJなんです。プラントベースの「ゼロか百でなくていい」というポジティブな考え方や、華子さんやコミュニティの皆さんの前向きな思考。知らず知らずのうちに影響されて、心の変化があったのだと思います。
それにPJは私のやりたいことになっていたので、「自分の好きなことができている」という感謝の気持ちもありましたし。家族で会話をする機会を作っていきましたね。
ーーーどんなエピソードを思い出しますか?
Minako: 象徴的だったのは、長女の高校受験のときだと思います。以前の私だったら主人とすり合わせていないことがあったら、私一人の意見を貫き通して、なんとかだましだましやっていたと思います。
でもこれを機に、きちんと家族とも夫とも向き合って話をしました。向き合うことが苦手で、面倒だと思っていたけれど、「それは良くない」とPJを通して気づかされた感じですね。
「コンフォートゾーンを抜けてまずはやってみる」という思考もPJで学んだことです。
また、アンバサダーの活動を通して、自分の気持ちを言語化して、整理できるようになったのも好影響だったと思います。そうしてだんだん良くなっていきました。
PJの中の誰かに「こうしたらいいよ」と言われたわけでもないし、誰かをモデルにしているわけでもない。ただ『私らしく生きることが家族にもプラスの影響を与えている』ことを実感しています。
ーーー素敵ですね。「私の気持ち一つで変われるかも」とは、どうしてそう思ったのでしょう?
Minako: ある時ふと「家族のリーダーになろう」と思ったんです。私が率先して引っ張っていけば、「ひょっとしたらうまくいくかも」と。プログラム中に自分と向き合う課題がいくつかあったのですが、その中に「固定観念を手放す」というワークがあり、気づかされたのだと思います。それまでは「父親は一家の大黒柱で家族を引っ張るべき。母親は家事育児を完璧にやるべき」と思っていて、その考えを主人にも自分自身にも押し付けていたのでしょうね。色んな足かせが外れて、今では主人も子どもたちも家事をしてくれるようになりました。

ーーー体とライフスタイルの変化はどうでしょうか?
Minako: 体は「10年前の自分よりも元気!」と自信を持って言えます。
もともと身体の不調は特に感じていなかったのですが、結果的に自分は慢性の便秘だったということに気が付きました。実はPJに参加する前に、麹の資格を取って日々の料理に麹を取り入れていました。麹のレッスンも始めていたのですが、私の体には変化はなかったんです。
ところが、昼食までプラントベースを取り入れて、食事の半分以上が植物性になった時に、麹との掛け合わせもあり腸内環境が劇的に改善したんです。そういう経験から、「何を、どう摂るか?」その大切さはもう本当に実感していますね。
さらにPJのレシピのおかげで、野菜だけでも様々な料理を作れることが分かったので、配達野菜も頼んで、野菜をたくさん取り入れる環境にしています。今までだったら、一度に大量の野菜が届くと使いこなせなくて困っていたんですが、今は「なんとかこれをうまく調理して食べよう!」と楽しい課題のような感じで取り組んでいます。PJを通して下準備や作り置きをする習慣ができて、うまく活用できているのもあると思います。それに、家族で畑も始めたんです。
ーーー畑も始められたのですね!もともとPJに入る前から食育には力を入れていたそうですね。
Minako: はい。ただ当時は「添加物を摂らなければいい」という程度の考えでしたね。なのでたくさんの種類の野菜や果物を食べるという意識はあまりなかったかもしれません。
PJに参加してから子どもたちの味覚はますます敏感になり、研ぎ澄まされたと思います。今日はポテトサラダを作って次女のお友達の家に持っていったのですが、味見をしてもらったら「あ、胡椒が足りないね」と言われたり、「いつものマスタード入ってるね」なんて会話ができるようになったのも、プラントベースの影響が大きいと思います。
踏み出した一歩がもたらした、家族団欒の幸せな時間
ーーープログラムを通して、今では当たり前になっていることはありますか?
Minako: 夕食後、家族で1~2時間おしゃべりをするんです。週末は家族4人で食後2時間は一緒に過ごしています。この時間が一番楽しいと思えるのは、数年前の私には考えられません。
いつも日中に考えているのは、食後の団欒の時間にみんなで食べるデザートを「何にしようかな~」ということですね。長女はお肉もお魚も大好きなので、プラントベースばかりの食事にはしていないのですが、スイーツに関しては甘酒のシュガーフリーのプラントベースでいいと言ってくれています。
それもあって、張り切って喜んでくれるスイーツを作りたいと日々思っています。本当は他にもやりたいことがたくさんあるんですけど(笑)、今しかないこの時間を大切にしようって思っています。あとは、家族内で「これはプラントベース?」なんていう会話が日常になりました。子どもたちは大体わかるのですが、時々びっくりさせるものを作れたら面白いですよね。




ーーー素晴らしいですね!どのような人にPJをお勧めしたいですか?
Minako: もちろんプラントベースという食事に興味のある方、体の不調から抜け出したい方にもですが、私は気持ちの変化が大きかったので、自分を変えたい・もっと高めたいと思っている方に特におすすめしたいですね。たしかに踏み出すには勇気も必要だと思います。それでも、私自身「今がベスト」と思えるほど体と心の変化があり、思い切って決断して本当によかったと思っていますから。
ーーー今後のビジョンや目標について教えていただけますか?
Minako: お料理レッスンには、幼稚園にお子さんを通わせているママさんに来ていただくことが多いので、レッスンの時間を居心地がいいものにして、自分の経験から伝えられることがあれば嬉しいなと思っています。皆さん子育てに専念されていて、今は丁寧にお料理する暮らしは難しいと思うんです。でもレッスンの時間は楽しく過ごしてもらって、お料理は後々余裕ができた時に思い出して作ってもらえたらいいなと思いますね。味覚の記憶があれば「また作りたい」と思える日が来るはずなので。
実は今もプラントベース以外にも興味のある講座は受講したりしているのですが、動物性の食事を批判するわけではない、地球環境のことまで包括的に物事を捉えているプラントベースの考え方にいつも戻ってきます。私は100%プラントベースにはならないかもしれませんが、やめることはないと思いますね。生涯続けます。
Minakoさんのお料理レッスンについて:
お料理レッスンは「ご飯に合うプラントベース、シュガーフリー甘酒スイーツ、季節の野菜料理~日本の食材を見つめ直す~、時々プラントベース世界の料理」というテーマで行っています。


300名以上の女性たちが食から人生を変えた
【Plantful Journey プラントベース・ウェルネス・プログラム】
8期募集中!入会締め切りは9月22日(月)日本時間23:59まで プログラムの詳細・お申し込みはこちらから↓ https://pj.plantful-journey.com/p/hM5qeSD0F4T8



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